高校教師、辞めました。

教育現場の裏側や問題点、とにかくいろいろなことを語ります。

教育実習で教師を諦める学生たち 学校教育衰退の加速化

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大学の教育実習を経験した学生が、教師になることをためらう要因になっているとの記事を発見。

 

現在の学生の鋭い意識が垣間見える記事でした。 

www.okinawatimes.co.jp

私もおよそ10年前、大学3年時に中学校5週間、小学校3週間の教育実習を経験しました。 

 

それはそれはきつくて大変で、授業準備のために大学で寝泊まりして1日を過ごすこともあるくらいでした。

 

でも、一生懸命準備した授業に、子どもたちが目を輝かせて学んでくれることに感動し、教師の道を目指そうと考えたきっかけにもなりました。

 

しかし、今現在は教師の働き方に対する社会の厳しい視線が降りかかっている状況。学生の間でも、「教職離れ」が加速している事態になっているようです。

 

以下、記事の引用:

 教員を目指す県内大学教育学部4年の男子学生(21)は「同じ教育学部の学生でも教員を目指す人が少なくなっている」と話す。  

男子学生は最近の中学教員の採用試験の面接では「部活動を持つことは可能か」と質問されることもあるといい、「民間企業なら『サービス残業ができるか』と質問しているようなものだ。社会では働き方改革が進められているのに、教育現場は全然変わっていない」と批判した。

その通り。教育現場は、民間企業に比べて10年、20年、いや30年近く遅れているのではないのでしょうか。

 

民間企業に比べて、学校現場の風通しは非常に悪いです。昭和の雰囲気が漂っています。いつまで同じことを続けているのだろう?そのことを普段から肌で感じています。

 

 教育学部に在籍する別の学生(21)は、民間企業への就職を決めた。「教員になりたかったが、教育実習などで学校の実態を知り疑問に思った」と振り返る。  

早朝に登校して生徒を迎え、1日の授業を終えた後は生徒指導や事務作業、部活動の見守りをして夜遅く帰宅する。家でも翌日の授業計画を立てなければならず、実習期間中の就寝はいつも夜中だった。「体が持たない。自分には向かないと思った」と語った。

鋭い。

 

この記事を読んで残念なのは、「学生たちは教育に非常に関心がある」一方で、「教師の働き方に疑問を持ち、その道を諦める」状況になりつつある点です。

 

私もその一人で、教育そのものには非常に関心があるものの、現在の学校教育の制度そのものには数えきれないほどの問題点、疑問点があり、結果として高校教師を退職することに決めました。

 

これってとんでもなく問題だと思うんです。

 

優秀な人材ほど、学校教育から遠ざかり、別の道に進み、結果として子供たちへの教育の質が低下していく。これが現在の学校教育の現状なのではないかとみています。