高校教師、辞めました。

教育現場の裏側や問題点、とにかくいろいろなことを語ります。

【切実】学校の多すぎる宿題問題 教員目線から斬り刻む

こんにちは。masaです。

 

 今回は、友人の次のようなコメントが気になって、記事にしてみました。

 

中学校の春休みの宿題が多すぎて、子供も本当に大変そう。

こんなに宿題多くても、子供のためになっていないのではないか?

 

今年度から受験生としてスタートする娘さんがいて、新学期を目前として多くの宿題を目の前にし、かなり負担を感じているということでしたが、

 

教員目線として、また勉強の本質に触れつつ、この問題について答えていきたいと思います。

 

 

学校の宿題は「条件付き」で有意義

f:id:master_asia_1969:20190406214726j:plain

結論から言うと、学校の宿題は

  • 生徒にとって適切な量なら、ある程度は有意義
  • 生徒がこなせない量なら、無意味

だと思っています。ひとつづつまとめてみましょう。

 

適切な量なら、ある程度は有意義

f:id:master_asia_1969:20190406220643p:plain

小学校、中学校という義務教育を受ける立場から言えば、

「適切な量の宿題は有意義」

であると思えます。

 

必要最低限の知識や技能はこの時期に身に着けるべきですし、勉強習慣を確立させる「きっかけ」になるような宿題であれば、意味あるものです。

 

ただ、「宿題」という言葉そのものがなんだか古臭い気がしていて、「宿題」をやるだけでは圧倒的に「受け身」なので、自主的に生徒自身が勉強したいと思えるものを勉強するのが一番いいです。

 

学校教育は、勉強することが楽しい、もっと勉強したい、と思わせるような教育を目指していくことが必要でしょう。

 

こなせない量なら、無意味

f:id:master_asia_1969:20190406220541p:plain

一方で、

「生徒がこなせない量の宿題は、無意味」

です。

 

こなせない量の宿題だと、

  • 宿題を終わらせることが目的になる
  • 身に着けたい学習内容が身につかない
  • 圧倒的に受け身で、勉強がつまらなくなる

こういった問題が起こり、勉強嫌いが増えます。

 

そもそも、全員の生徒に同じ宿題は合理的ではない

f:id:master_asia_1969:20190406220759p:plain

宿題を負担に感じるかどうかは、個々の生徒によって違います。

ですから、全員に同じ宿題を出すことは合理的ではありません。

 

学校教育の多すぎる宿題の問題点は、

  • たくさん出すことが、目的と化している
  • たくさん出さなければ、生徒は勉強しないと勘違いしている

 と思っています。

 

それより、これからの時代は

  • 取組むべきことを、生徒自身に決めさせる
  • 生徒が必要だと感じているものを、自主的に勉強する

こういった変化が早急に求められるのです。

 

「勉強させる」から「必要な勉強を自分で選ぶ」へ。「宿題」という言葉はいずれ、使われなくなっていくような教育の変化が必要でしょう。

 

学習は「受け身」では身につかず

f:id:master_asia_1969:20190406221340j:plain

 勉強の本質は、当たり前ですが

  • 受け身では、学習内容は身につかない
  • 自発的な学習はすぐに自分のものになる

というものです。

 

学校教育の中で圧倒的に受け身なのが

  • ただ黒板を写し、説明を聞くだけの授業
  • 多すぎる宿題

ですね。逆に、自主的な学習は

  • 生徒が参加できる授業
  • 結果、自分から勉強したいと意欲を持つようになる
  • 結果、自分から勉強する(宿題不要)

となります。学校教育は個々への学習指導を目指すべきで、そのためには

  1. ひと学級30人以上は多すぎ。理想は10人
  2. 学習内容を生徒自ら決められる教育制度

です。現状は難しいかもですが、現在は日本でも「ホームスクーリング」という方法も取られていて、今後はこの需要が高まっていくと思っています。

 

インターネットの動画が普及しているので、「学校に行かなくても自宅で学習可能」な時代になりつつあります。

 

多すぎる宿題問題の解決策

f:id:master_asia_1969:20190406222713p:plain

とはいえ、多すぎる宿題をそのままほったらかしにはできないので、解決策を示しておきます。

  • 宿題量が多すぎると感じたなら、適度に力を抜く
  • サクっと終わらせて、自分の必要な勉強に全力投球する

これだけです。大概、学校で与えられる宿題は自分のレベルにあっていない(難しいか、やさしすぎる)ので、そこに時間を費やしてしまうのではなく、

 

自分にとって必要な勉強に全力で力を入れることが大切です。

 

自分で勉強内容を決めれば、楽しくなる

f:id:master_asia_1969:20190406223327p:plain

勉強は、与えられてやるものには何も楽しみを感じませんね。

むしろ、苦痛です。

 

そうではなくて、自分で勉強する内容を決めて、自分で勉強量をコントロールし、成果を少しずつ出すことによって、勉強は楽しいものになります。

  • 勉強する参考書を1冊、自分で決める
  • 1日ごとに進める内容を、自分で決める
  • 1週間たったら、それまで進めた内容を振り返る

まずはこれでいいと思います。

 

勉強には効率の良い方法があるのですが、例えば復習のタイミングとか、知識に定着させる方法など、今後良いタイミングでこのブログにまとめていければと思っています。

 

まとめ

f:id:master_asia_1969:20190406230018j:plain

さて、今回の「学校の多すぎる宿題問題」についてのまとめです。

  • 宿題は本人にとって適切な量なら必要。多すぎるなら不要
  • 宿題が多すぎるなら、脱力してサクっと終わらせよう
  • 自分で勉強する内容を決めて、ひたすら継続

こんな点です。

 

正直、学校教育に何か求めると、気落ちします。

求めているものに対して、対価が圧倒的に少ないからです。

 

それよりも、勉強の本質「自主性」を圧倒的に大事にし、自分の勉強する時間を無駄にしないことです。

 

これからの時代は、「自主勉強」と「独学」ですね。